最近、地球規模的と言われる環境問題が気になるところです。わたしたちの身近なところにおいても、特に台風がきている訳でもないのに突然集中豪雨が降ったり、竜巻が発生したり、今までなかったような変化を肌で感じるようになってきました。
木を扱うことを生業とし、毎日山の緑を目にすることから一日が始まる者にとって、環境問題と住宅のライフサイクルコストを考えると国内産の木材をもっと多く利用してもらえれば環境面とコストの両面に貢献できるのになあ思うのです。
国内産木材が製造時に消費するエネルギーは伐採時と製材時に発生するくらいのもので極わずか、他の建築資材と比べて加工時の消費エネルギーが少なく、合板の6分の1、鉄の355分の1です。そして、木は成長過程で二酸化炭素を吸収し酸素を発生させるため、環境に大きく貢献します。
新築住宅にかかるの費用を考えるとき、一般的に木造住宅は高くつくと思われています。しかし、メンテナンスにかかる費用や毎日の光熱費、解体にいたるまでを家の生涯コストとして計算すれば、建築時に少し費用がかかっても解体時にも土に戻る木材を多く使った家の方がライフサイクルコストとしては安くなります。もちろん自然環境にも良いことになります。
みなさんにもっと国内産木材のよさを知っていただくことにより、少しでも国内産木材の需要が増え、日本の山林がもっと活発に循環するようになれば、地球環境にとっても、わが国内産木材のビジネスにとってもよいことなのにと思うきょうこの頃です。